1984年(1985年?)頃のお話です。
バブル景気真っただなかの中(始まったあたりですかね?)、空前のバイクブームが訪れました。
その火付け役になったのが、当時少年マガジンに連載されていた「バリバリ伝説」とWGPチャンピオンライダーの「フレディ・スペンサー」だったと思います。(多分)

その頃の私は会社がタダ同然で下取りしたクルマをタダ同然で会社から買い取って、マイカーにしていました。
なので、クルマの維持にお金が掛からず、借金返済に精を出すことが出来ていました。

それで話は戻りますが、単純バカな私はその空前のバイクブームに乗っかってしまったんですね。
知り合いにバイク屋を紹介してもらって、60万円以上の新車のバイクをこれもまたローンで買ってしまいました。(ヘルメットなどの備品を含めて70万円以上のローンだったと思います。)

今まで、バイクで空ぶかしや蛇行運転しかしたことがない男がいきなりスーパースポーツバイク、しかも新車です。
納車の時はとても興奮しました。

通勤は基より、休みの日には山道や有名な峠によく走りに行きました。
そこそこ速く走れるようになって、「ん?もしかして俺って速く走る才能があるのかな?」と、単純バカな私は思うようになっていました。(笑)

続く…